尊敬できる人々

他人の生き方を通して、自分の生き方を考える。

シーナ・アイエンガー

シーナ・アイエンガーという人が居る
盲目でありながらも、
光のある世界と、光のない世界の狭間で
その二つの世界を想像力で行き来することの出来る不思議な人だ。

たまたまテレビで見つけたのだけど
この人の講義の内容がとても面白い
人生における「選択」というものについて
並々ならぬ関心を抱き、
人が選択するということの意味と、
意志の力についてきちんと探求している人だった。

彼女の考えた
【選択】という研究テーマを参考にした上で、
自分なりに
「選択と責任」
について、真剣に考えておきたい。
何かを選ぶ時には、いつもそれを念頭に置くようにして。

ハイデマリー・シュヴェルマー

ハイデマリー・シュヴェルマー(Heidimarie Schwermer)という人が居る。

13年くらい前から、お金を一切持たずに暮らしているという

非常に奇特な生き方をしている人だ。

 

最初、ホームレスか何かの話かと思ったら、

どうもそういうことではないらしい。

自分の財産の一切合切をすべて処分し、

あちこちで講演などを行っている女性の老婆だ。

 

一体どうやって生活しているのか。

様々な人の善意に依存して生きているという事も出来るし、

物々交換で生きているという言い方もできる。

 

強い意志を持ちながら、まるで思いつきで生きているような人生

本人曰く、今は理想的な生き方をしているという。

 

発展途上国の生活風景や難民の話を聞くとき、

先進国で生きていることの、なんとなくの不条理、後ろめたさのようなものを感じていた。

自分は精一杯努力して勝ち得た富の上で生活しているわけではないから。

 

お金持ちが富を独占する資本主義の世界に一石を投じる生き方。

Occupy Wall Streetが叫ばれる昨今の状況に対して

問題提起として用意されたメディアの情報だったとしても。

一考の価値がある生き方をしている人だと思った。

 

万が一、会えるような機会があれば、色々と話をしてみたい。